特 別 展 示

横山大観 「瀑布(ナイアガラの滝・万里の長城)」
2008年1月12日(土)〜3月30日(日)


横山大観の代表作 「瀑布(ナイアガラの滝・万里の長城)」
明治44年頃(1911年頃) 絹本彩色金地  六曲一双

  当館随一の収蔵作品、横山大観「瀑布」(ナイアガラの滝・万里の長城)六曲一双屏風は1904年(明治37年)の訪米と1910年(明治43年)の訪中にて取材し、1917年(大正6年)裏箔技法を作品に導入後、完成した作品です。ナイアガラの滝は裏箔、万里の長城は金箔の技法を用い、異なる光(やわらかさと強さ)を使い、双方に墨と胡粉の雲を描くことにより、その画面を統一しています。

落差50mの大断崖を巨大な飛沫となって流れ落ちる滝と,北方騎馬民族や他国の侵入に対して、紀元前の頃から中国民族が造り続け、秦の始皇帝の中国統一によりつなぎ合われた防壁が、対比となり、人間と自然の世界が、悠久の歴史の中、時間や空間を超えて、流転を繰り返す。世界的な視野と歴史感を体現した後の、構想の雄大さを感じる作品です。

今回、特別展として、この作品を2年ぶりに展示いたします。

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